A/B testing(A/Bテスト)
アプリの異なるバージョンをユーザーの一定割合に振り分け(コホート A・B に分割)、それぞれに別バージョンを見せることで行うプロダクトテスト手法です。
テスト対象には、コピー(文言)、デザイン、価格設定などが含まれます。
実験開始時に「コア指標(勝敗を決める基準)」を設定し、最終的にどちらのバージョンが優れているか(あるいは差が小さければ引き分けか)を判断します。
モバイルアプリ向けA/B価格テストの詳細については、ガイドをご覧ください。
サブスクリプション型モバイルアプリの構築と成長の過程で知っておくべき、すべての用語と略語をまとめました。
アプリの異なるバージョンをユーザーの一定割合に振り分け(コホート A・B に分割)、それぞれに別バージョンを見せることで行うプロダクトテスト手法です。
テスト対象には、コピー(文言)、デザイン、価格設定などが含まれます。
実験開始時に「コア指標(勝敗を決める基準)」を設定し、最終的にどちらのバージョンが優れているか(あるいは差が小さければ引き分けか)を判断します。
モバイルアプリ向けA/B価格テストの詳細については、ガイドをご覧ください。
特定の期間内に、1人のユーザーが生み出す平均収益額を指します。
ARPUは実現されたライフタイムバリュー(LTV)に似ていますが、
ARPUは「ある一定期間」における平均収益
LTVは「ユーザーとの関係全体」を通じた総収益
という違いがあります。
ARPUの計算式は、総収益 ÷ 計測対象期間中のユーザー数(例:1か月間)です。
カスタマーライフサイクルにおけるステージの一つで、「新規ユーザー」段階の次にあたります。
ユーザーがアプリの中核的アクションを初めて実行したり、トライアルにサインアップしたり、初回購入を行ったりするタイミングを指します。
アプリにおけるアクティベーションの定義は、収益化モデルによって異なります。
ライフサイクル分析ガイドで、カスタマーライフサイクルの各ステージについてさらに詳しく学べます。
アプリストア(Google PlayストアやApple App Store など)におけるアプリの可視性・発見性を高めるための取り組みです。
キーワード、アプリタイトル、説明文、ビジュアルなどの要素を最適化することで、アプリのダウンロード数増加、検索順位向上、ユーザーエンゲージメント向上を目指します。
アプリストア最適化(ASO)の完全ガイドもぜひご覧ください。
Appleのプラットフォームで、開発者がApp Storeでアプリを検索しているユーザーに対して、検索結果内に広告を表示できる仕組みです。
ASA では、キャンペーンの設定、ターゲティング条件の指定、ユーザーの属性や検索キーワード、興味関心などに基づく入札設定が可能です。
Apple Search Adsの活用方法については、RevenueCatの「Apple Search Ads ベストプラクティスガイド」で詳しく解説しています。
ユーザーがキャンセルしない限り、サブスクリプション期間終了時に自動的に更新される機能です。
ユーザーが自動更新を有効にしている状態は、安定した予測可能な収益源となるため、ユーザーが自動更新をオフにしないようライフサイクルに応じたエンゲージメント戦略が重要になります。
サブスクリプションにおいて、ユーザーに対して料金が請求される期間です。
サブスクリプション期間は、1週間、1か月、2か月、3か月、6か月、1年などから選択されます。
サブスクリプション期間が終了する前に、ユーザーまたはアプリ開発者によって契約を終了する行為です。
ユーザーの不満を防ぐため、開発者は分かりやすく明確なキャンセルポリシーを用意する必要があります。
特定の期間内に失われた(まだ再購読されていない)アクティブサブスクリプションの割合を測定する指標です。
チャーン率はアプリの健全性を示す重要な指標とされており、安定または減少傾向にある場合は、ビジネスが健全かつ成長していることを意味します。
なお、モバイルアプリにおけるチャーン率は、WebベースのSaaSプロダクトに比べて高くなりがちです。
RevenueCatでは、チャーンチャート機能を使ってチャーン率を簡単にモニタリングできます。
1人の顧客を獲得するためにかかった費用を指します。
一定期間内の新規顧客獲得に要した総費用(マーケティング費用や営業費用を含む)を、その期間内に獲得した新規顧客数で割ることで算出されます。
CACの変化は、特定のマーケティング施策や営業施策の効果を判断する手がかりになります。
複数のチャネルを通じて顧客との関係を管理・強化し、ニーズ理解を深め、エンゲージメントを高め、全体的なユーザー体験を向上させる取り組みやそのためのツール群を指します。
CRMは、さまざまな情報源からデータを収集し、顧客プロフィールを構築し、行動・嗜好・関心を分析して、よりパーソナライズされた体験を提供することを目的としています。
サブスクリプションアプリにおける CRM活用については、RevenueCatの「サブスクリプションアプリ向けCRM最適化ガイド」で詳しく紹介しています。
サブスクリプションを解約した、または解約を検討しているユーザーに対して、より低価格なサブスクリプションプランや、安価なプレミアム機能を提案することを指します。
ダウンセルは、離脱リスクのあるユーザーを引き留めるための手法であり、開発者は低価格オプションを提示することで、一定の収益を維持しつつユーザーをつなぎ止めることができます。
アプリ自体は無料でダウンロードできるものの、プレミアム機能やコンテンツの利用には課金が必要となるビジネスモデルです。
このアプローチにより、ユーザーはサブスクリプション契約をする前にアプリを試すことができ、また開発者は課金に抵抗のある層にも広くアプローチできるようになります。
アプリ自体は無料でダウンロードできるものの、プレミアム機能やコンテンツの利用には課金が必要となるビジネスモデルです。
このアプローチにより、ユーザーは有料サブスクリプションに加入する前にアプリに慣れることができ、また開発者はアプリにお金を払う意思のない、あるいは払えないユーザー層にも幅広くリーチできるようになります。
Googleが提供する、アプリをGoogleネットワーク上(検索、ディスプレイ、YouTube、Playストア)でプロモーションできるツールです。
GAC ではターゲティング条件の設定、広告やキャンペーンの作成、パフォーマンスの追跡、リアルタイム分析に基づく最適化が可能です。
Google App Campaignsの完全ガイドもご参照ください。
Androidアプリ内でアプリ内課金(IAP)やサブスクリプション機能を追加するために、Googleが提供しているコンポーネント群です。
最新バージョンである Google Play Billing Library 5.0では、サブスクリプション製品の定義方法が大幅に変更され、アプリ側のサブスクリプション管理バックエンドと実装の見直しが求められます。
Google Play Billing Library 5の変更点についてはこちらをご覧ください。
サブスクリプション料金の支払い期限を過ぎた後でも、一定期間ユーザーがペナルティなしでプレミアム機能にアクセスできる期間のことです。
猶予期間を設けることで、支払い忘れや支払い失敗による即時キャンセルを回避し、顧客を維持できる可能性が高まります。
アプリ内でユーザーが実施する、より高いエンゲージメントやコミットメントを示す特定のアクションを指します。
単なるアプリインストールやサインアップを超えた、重要なタスクの完了や特定の使用マイルストーン達成などが該当します。
ハードアクティベーションをモニタリングすることで、開発者やマーケターはユーザーの価値やアプリのパフォーマンスをより正確に把握でき、獲得・維持戦略に役立てることができます。
特定のコンテンツへのアクセスを、サブスクリプション購入者のみに厳格に制限する仕組みです。
ソフトペイウォールとは異なり、無料での一部アクセスすら許可せず、利用には必ず支払いが必要になります。
ハードペイウォールのメリット・デメリットについては、RevenueCatのガイドをご参照ください。
アプリ内で追加コンテンツや機能を購入できる仕組みです。
アプリ開発者にとって一般的な収益化戦略であり、アプリを離れることなくプレミアム機能やコンテンツを購入できる利便性を提供します。
サブスクリプションや広告と組み合わせた収益化にも活用できます。開発者は、追加機能のアンロック、広告非表示、プレミアムコンテンツのアクセス許可などの形で IAP を提供できます。
顧客のライフタイムバリュー(LTV)を顧客獲得コスト(CAC)で割った比率です。
この指標は、顧客獲得活動の収益性を把握するために使われます。
高い LTV/CAC 比率は、1人の顧客から得られる収益が獲得コストを大きく上回っていることを示します。
サブスクリプションアプリの成長に関する指標については、RevenueCatのブログもご覧ください。
ユーザーがアプリと関わっている間に、アプリ開発者にもたらすと推定される総収益額のことです。
価格設定実験の成功を測るために不可欠な指標です。
モバイル価格のA/Bテストガイドで、価格実験の進め方について詳しく解説しています。
ある月に、すべてのアクティブなサブスクリプションから得られた総収益額を指します。
MRRはアプリ開発者にとって重要な指標であり、アプリの収益成長と安定性を示します。
MRRを使って長期的なトレンドを追跡したり、改善すべきポイントを特定したりできます。
MRRは「アクティブサブスクライバー数 × サブスクリプション価格」で算出されます。
RevenueCatのMRRチャート機能を使えば、MRRを簡単に測定できます。
iOSやAndroidなど、複数のプラットフォームで提供されているアプリを指します。
アプリに対する顧客満足度とロイヤルティを測る指標です。
シンプルな1つの質問 —「このアプリを友人や同僚に勧める可能性はどれくらいありますか?」— に対して、ユーザーが 0~10 点で評価します。
9〜10点:プロモーター(Promoters)=アプリを愛しているユーザー
7〜8点:パッシブ(Passives)=満足はしているが熱狂的ではないユーザー
0〜6点:デトラクター(Detractors)=不満を持っているユーザー
高いNPSは顧客満足度が高いことを示し、成長やポジティブな口コミにつながる傾向があります。
低いNPSは、課題やチャーン(離脱)リスクのサインとなる可能性があります。
関連情報:アプリユーザーにNPSメールを送信する方法
アプリの収益化手法の一つで、ユーザーがアプリをダウンロードする際に支払いが必要であり、さらに追加の機能やコンテンツについてアプリ内課金(IAP)を通じて提供するモデルです。
プレミアム機能やコンテンツへのアクセスを、サブスクリプション購入やアプリ内課金によって制限する仕組みです。
支払いが完了するまで、コンテンツの閲覧・ダウンロード・共有を制限します。
効果的なペイウォールの運用には、頻繁なテストと実験が不可欠です。
SuperwallのJake Morが紹介するペイウォールテストのアイデアもぜひ参考にしてください。
サブスクリプションを更新した顧客の割合を示します。
この指標は、顧客に提供している価値の長期的な強さを示します。
RevenueCatのデータでは、
月額サブスクリプションの初 回更新時の中央値は 56%、その後時間とともに上昇する傾向があります。
年額サブスクリプションの場合、初年度終了後の更新率中央値は 27%です。
月間プランと年間プランの違いについてさらに詳しく知りたい方は、RevenueCatのブログをご覧ください。
サブスクリプション期間終了後に、再びサブスクリプションを更新する行為を指します。
更新率は、顧客維持や満足度を示す重要な指標であり、開発者は更新を促進するために割引や限定コンテンツなどのインセンティブを提供することができます。
一定期間内にサブスクリプションをキャンセルせずに残っている顧客の割合を指します。
※更新率(Renewal rate)とは異なります。
RevenueCatの調査では、中央値のリテンション率は、
週次サブスクリプションで 3%
月次サブスクリプションで 11%
年次サブスクリプションで 28% です。
サブスクリプションのリテンション率についてさらに詳しく知りたい方は、ガイドをご覧ください。
モバイルアプリ向けのサブスクリプション管理と分析のプラットフォームであり、アプリ内サブスクリプションの実装、収益パフォーマンスの測定、価格テストの実施などを簡単に行えるようにします。
無料登録でその方法をご覧ください。
一部コンテンツや機能に限定的にアクセスを許可し、すべてにアクセスするにはサブスクリプション登録が必要となる仕組みです。
ハードペイウォールと異なり、サブスク登録を求める前にユーザーにある程度の利用体験を提供します。
ソフトペイウォール運用では、無料体験を十分魅力的に保ちつつ、プレミアム機能の魅力で有料転換を促す「バランス」が求められます。
特定のプラットフォーム向けにアプリケーションまたはその一部を開発する際に使用するツール群です。
SDK には通常、API、ライブラリ、開発ツール、ドキュメントなどが含まれます。
たとえばRevenueCatのSDKを使用すれば、さまざまなプラットフォーム向けにアプリ内サブスクリプションを迅速かつ簡単に実装できます。
Appleが提供するフレームワークで、開発者がアプリ内課金(IAP)やサブスクリプションの作成、公開、管理を行うことができます。
また、支払い履歴の確認、サブスクリプション管理、ユーザーからの問い合わせ対応、プロモーションコードの提供などの機能も備えています。
最新版であるStoreKit 2は、2021年9月にリリースされました。
StoreKit 2の使い方については、RevenueCatのチュートリアルをご覧ください。
アプリ内のプレミアム機能やコンテンツへのアクセスのために、ユーザーが定期的に料金を支払う収益モデルです。
サブスクリプションモデルは、予測可能で継続的な収益源を提供するため、アプリ開発者に人気のある収益化戦略です。
開発者は、サブスクリプション料金とプレミアム機能・コンテンツの価値とのバランスを慎重に取る必要があり、ユーザーに「支払う価値がある」と思ってもらうことが重要です。
他の収益化モデルには、無料、フリーミアム、買い切り(有料アプリ)、ペイミアム(Paymium)などがあります。
無料トライアルから有料サブスクリプションに移行したユーザーの割合を示します。
この指標は、トライアル戦略の有効性や、ユーザーがアプリに十分な価値を感じているかどうかを把握するうえで重要です。
RevenueCatのデータによると、大多数のアプリではトライアル開始者の平均38%が最終的にサブスクリプションに移行しています。
トライアルコンバージョン率について詳しくは、RevenueCatのサブスクリプションアプリ向けガイドをご覧ください。
ユーザーがプレミアム機能やコンテンツを試用できる、サブスクリプション契約前の限定的な期間を指します。
トライアル期間は、アプリの価値を体験してもらい、ユーザーにプレミアム機能へのアップグレードを促すための一般的な戦略です。
購入を決定する前に、製品やサービスを試用している状態を指します。
アプリ開発者にとって、トライアルは新規ユーザーにアプリを試してもらうための効果的な施策であり、無料トライアルを提供することで、アプリの価値を実感させ、契約を後押しすることができます。
現在のGoogle App Campaigns(GAC)の旧称です。
顧客に対して、より高価格のサブスクリプションプランへのアップグレードや、追加のプレミアム機能の購入を促すことを指します。
一般的なインセンティブには、追加機能の提供、割引、限定コンテンツの提供などがあります。
アプリがどれだけ簡単にユーザー間で共有・推奨されるかを示す指標です。
バイラルなユーザー成長は非常に強力であり、ユーザー自身が拡散を手助けすることで、成長が指数関数的に加速する可能性があります。
バイラリティは通常「Kファクター(K-factor)」で測定され、計算式の一例は「i × c = k」で表されます。
ここで、i はユーザー1人あたりの招待数、c は招待あたりのコンバージョン率を意味します。